自分の目で確認する
病棟で働く看護師はそのほとんどが女性です。女性同士には独特の人間関係があるので、やっかいな人間関係が形成されている職場に転職するとストレスがたまってしまいます。しかし、求人情報だけでは職場の雰囲気を読み取ることはできません。そこで大切なのが、職場見学によって直接雰囲気を確認することです。実際にその病院で働いている人に職場を案内してもらえるので、必ず職場見学の申し出をしてください。職場見学をする場合は、希望する病院の看護部に問い合わせましょう。面接時に職場見学をすることが多いですが、面接日以外にも対応してくれるところもあります。
ここは見逃さないで
まずチェックしておきたいのは同僚となる看護師の様子です。職場見学を自分で申し込む場合には、その際の電話対応からチェックしましょう。そして、患者に対する言葉遣いや態度もみておきましょう。若い看護師がいる部署なら、その看護師たちが笑顔で働けているかも重要です。そして、患者の様子もチェックしてください。居心地が悪そうにしていないか、看護師に相談をしやすい雰囲気か、患者の身の回りは清潔に保たれているかをチェックしましょう。
また、人間だけではなく設備にも注目です。トイレが清潔か、ナースステーションがきれいに保たれているかをチェックすることで、その職場が多忙かどうかがわかります。多忙な職場だと、掃除をする暇もないくらい忙しい可能性があります。また、子どもがいる場合は忘れずに託児所をチェックしてください。預けられている子どもたちの表情や、保育スタッフの人数が足りているかなどに注目です。
より詳しく知るために
実際に働き始めてからじゃないとわからないことは多いです。しかしそれでも、実際に自分の目でチェックしているのとしていないのとでは大きな差があります。「なんとなくいいな」「なんとなく嫌だな」という感覚は非常に大切です。注意しておきたいのは、自分がその職場をチェックしているのと同様、相手からも自分のことをチェックされているという意識を持つことです。決して失礼がないように注意しましょう。もしその病院に知人がいる場合は、直接話して内情を教えてもらいましょう。外からは見えない内情があるかもしれません。
職場見学をしたいけど自分では申し込みづらいという人もいるでしょう。その場合は転職エージェントを通して依頼することができます。また、過去にその病院に転職した人がいれば、担当者から内情を教えてもらえるかもしれません。
以下に、職場見学の際にチェックすべきポイントや心がけることをまとめているサイトを紹介しますので、実際に職場見学をする際の参考にしてください。
職場を選ぶポイント